小太刀は長船 銘は守久
特集
2022.02.16
皆さまこんばんは✨
倶楽部御台本日のお客様は、刀装具屋さんの梶様です🌸
以前2月12日に、三つ葉葵の見事な拵を持ってきてくださった、あの梶様です😌
是非サムライ書房Instagramをご覧ください🥰
https://www.instagram.com/samurai_library
本日は、その拵に入る小太刀をお持ちになってくださいました😍
『小太刀』 銘 守久(長船・時代南北朝末期乃至応永)
長 二尺0二分半(約64.6cm)とあります✨
公益財団法人 日本美術刀剣保存刀剣より、特別保存刀剣に指定されています😌
こちらの刀の見どころは、なんといっても刀を打った刀工の一派と、年代にあります!
長船(おさふね)というのは名匠、名工を数多く生み出した刀工の一派で、長船一派の刀剣は長船物として高い評価を得ているとても人気な刀です🌸
長船は、備前国(現在の岡山県)で興った一派です。
その長船一派の守久さんという刀工が作った刀であることが読み取れます。
時代は南北朝末期ということから14世紀末の刀剣ということになりますでしょうか。
南北朝期は、鎌倉時代と室町時代の中間にあたりますが、広義の室町時代に含まれます。
THE戦国の世です。
長船の刀を愛した武将は大勢いました😍
足利家、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、武将ではないですが有栖川宮家にも所蔵されていたことがあります😌
ビッグネームが勢ぞろいですね!
守久の銘字は、ガッツリ刻んだ!というよりはサラッとしていて、また銘の位置も今までの刀の位置とは反対に刻まれていて、独特な感じがします。
太刀や刀は、佩いたり差したりする時に、外側になる面に銘を切ることが原則です。
なので太刀と刀では銘の位置が反対で、前者を太刀銘、後者を刀銘と呼びます。
違和感の原因はここにあったのですね。
刃文はあまり主張することなく、洗練された印象を感じさせます。
豪華な拵とは対照的に、控えめで優美で、しかし鋭さを感じさせる小太刀。
粋な小太刀にファンが多いのも納得です😌
長船一派が一大勢力となれた理由は、これから侍書房WEBサイトにて深堀りしていきたいと思います🌸
本日もご来店有難う御座います💐
またのお越しを心よりお待ちしております🥰
御台ママ😌